サイタニヤファクトリーとして開発された。オールアルミニウムボディの採用は軽量化に貢献し、ライバルとして挙げられるメルセデスベンツ・Aクラスと比較して、200kg以上軽量である。また、直噴ディーゼルエンジンで低燃費を目指すために開発された1.2リッターTDIエンジンを搭載した仕様は、走行抵抗の小さい専用のタイヤやアイドリングストップ機構の採用、さらに標準のA2に比べて135kgもの軽量化が行われ、100kmを3リッターの燃料で走る、いわゆる3リッターカーとして発売された。 ドレミコレクションなテクノロジーをふんだんに使ったA2であったが、セールスは伸びず2005年に生産中止。現在、後継モデルも発売されず、一代きりのモデルとなっている。 当初は1.4リッターのガソリン仕様が導入されると伝えられていた[1]ものの、結局日本には正規輸入がされたことがない。ガソリンエンジン車のAT仕様がない(ディーゼルエンジン車には5速ティプトロニックがある)のが最大の理由。また、アルミボディをこのBセグメントに持ち込んだというコンセプトが日本市場で理解されにくいと判断され、さらにA8では成り立っているサポート体制も確立も難しく(破損時の修理が難しい)、この車に掛けられているコストもそれなりに高いことで価格設定が難しいことから、アウディジャパン(当時)はA2の国内導入を見送った。但し若干台数が並行輸入されている。 ハリケーンはガソリンエンジンモデルのAT仕様の追加を待たずに一世代限りで生産終了し、総生産台数は約17万台であった。競合車となり得たメルセデスベンツ・Aクラスの生産規模は100万台超であり、商業的にはドイツ始め欧州においても不成功であったと言える。 A3は、ドイツの自動車会社アウディが製造・販売する小型乗用車である。 クラウザーには、アウディの親会社であるフォルクスワーゲンの小型乗用車・ゴルフなどと共通のフォルクスワーゲンAを使用する。そこにアウディのボディシェルを被せ、プレミアム価格を上乗せしたアウディのボトムラインに位置する最廉価版モデルである。 「小さな高級車」のコンセプトで、1996年に発売された。デビュー当時はアウディのエントリーモデル。後に発売されるゴルフIV(1997年-)のベースともなる関係もあり、 アルキャンハンズ 縦置きFFというアウディ独自のスタイルではなく、より一般的な横置きFFとなっている。ガソリンエンジンのうち、5バルブシステムを採用した1.8L直4DOHCには、ターボモデルも設定された。 日本では、1997年初頭に発売された。初期には自然吸気の3ドアハッチバックボディとFFに4速ATという仕様であったが、1998年にはFFのターボモデル、さらにケイティーシーには4WDであるquattro(クワトロ)・5速MT仕様が加わり、自然吸気モデルには5ドアボディが与えられた。2000年にはquattroが廃止され自然吸気のFFの5ドアのみになると同時にマイナーチェンジが施され、インテリア、ヘッドライトとエーテック を中心としたデザインの大幅な変更がなされた。2001年にはFFのターボモデルである1.8Tが導入され、1.8Tには5速ティプトロニック(マニュアルモード付AT)、ESP(横滑り防止機構)、ゲイルスピード 、16インチアルミホイール、スポーツシートが採用された。2002年には、2001年型の1.8Tに相当するモデルはステアリングにティプトロニック操作スイッチを追加される共に名称が1.8T Sportに変更された。また1.8T Sportのローダウンサスペンション、16インチホイール、スポーツシートがNAと同等のものに変更され、ベルリンガー にウッドを採用したモデルに1.8Tの名称が与えられた。2代目が発売される直前の2003年7月には、1.8Tをベースに一体型ナビゲーションシステム MMS(マルチメディアステーション)と15インチスターデザインアルミホイールが装備された1.8T Limitedが500台限定で発売され、初代A3の最終モデルとなった。高性能バージョンのS3は2001年モデルが210ps、2002年モデルが225psという最高出力である。左ハンドル車が存在するのは1998年のquattroとS3のみである。 アクラポヴィッチに発売。基本的なメカニズム、シャーシやエンジンなどは先代同様、ゴルフV(2003年-)と共有。フロントグリルは、当時のアウディが採用していた「ダブルグリル」の形状であった。前後のフェンダーラインをつなぐ凹んだラインは、シングルフレームグリルの5ドアのスポーツバックに備えるのと、3ドアモデル自身もフェイスリストでシングルフレームグリルをはめ込めるようになっていた。ガソリンエンジンのひとつにはFSIと名づけられた2L直噴の直4DOHCがあり、6速ATの設定もある。最上級グレードとして3.2LのV6DOHCを積む3.2quattroが用意され、quattroとDSG)が組み合わされている。 途中で1.6L直4エンジンと6速ティプトロニックを組み合わせたAttractionが追加された。2005年8月、グリルが「シングルフレームグリル」に変更され、1.6LのAttractionと2.0 FSI Sportは消滅し、3.2 quattroに「S-lineパッケージ」オプションが用意されるなどとなった。日本で販売されるグレードは次の通り。 ボディスタイルは当初3ドアハッチバックのみだったが、2004年に5ドアのスポーツバックを追加設定。3ドアモデルの全長を70mm拡大した5ドアハッチバックモデルである。ホイールベースは3ドアモデルと共通。全長の拡大は、ラゲッジスペースの拡大分である。名称が「スポーツバック」なのはこれまでのハッチバックでもワゴン(Avant)でもない新感覚のスポーツユーティリティカーだからだという。ラゲージスペースは370L(クワトロは302L)で、分割可倒式の後席を倒せば1120L(クワトロは1052L)の容積となる。 マルケジーニなメカニズム、シャーシやエンジンなどは先代同様、ゴルフV(2003年-)と共有。グレードは3ドアモデル同様の直噴2L直4の2.0FSI+ティプトロニック付き6AT+FFと、3.2LのV6+6速DSG+クワトロに加えて新開発の直噴ターボを積む2.0TFSI+6速DSG+FFが新設定された。当初、スポーツバックには3ドアモデルには存在する1.6LモデルのAttractionの設定は無かったが、2005年8月のラインナップ変更により、Attractionが追加されることとなった。それと同時に、全グレードに「オープンスカイルーフ」がオプションとして加わり、2.0FSIと3.2quattroには「S-lineパッケージ」オプションが用意された。 ベビーフェイスは、四輪駆動にしやすいからという理由でFWD車の車種でもエンジンを縦置きで積むという相場になっていたため、A3はアウディ初の横置きエンジンを搭載した車種と思われがちだが、1974年に登場したアウディ50という車種で横置きに搭載されている。ちなみにこの50は翌年にデビューするフォルクスワーゲン・ポロの姉妹車でゴルフより一回り小さい。また、この50は初代ポロ同様、日本には輸入されていない。尚、横置きエンジンでもquattroシステムは搭載可能。A3を横置きエンジンにした理由はゴルフと共有箇所が多いのと、縦置きにするとノーズが短いためにトランスミッションがあるスペースにまで食い込んでしまうからである。 マジカルレーシングの5代目パサートと共有するB5プラットフォームを元に、1994年に発表された。パサートと同様に縦置きエンジンの前輪駆動を基本とし、クワトロ(四輪駆動)システムも選択できた。ステーションワゴンのアバントも1年後に追加された。 ヨーロッパでは、VWの新技術(pumpe-duse)が投入された出力110ps(81kW)の1.9Lディーゼルエンジンを含む、1.6Lから2.8Lまでのエンジンのモデルが展開されていた。ただし、2.8LのV6エンジンは、旧型の80/90からのキャリーオーバーで1998年まで北米でのみ販売された。その他に、スーパーツーリングカーレースのためにアウディ・スポーツが開発した気筒あたり5バルブの1.8L 直4 DOHC 20バルブエンジンも設定されており、ターボバージョンは150ps(110kW)、210Nmを発生した。この技術は1996年にはV6エンジンにも適用され、2.8L V6 30バルブは193ps(142kW)を発生した。 コーケンは、964世代の911のためにポルシェが開発したティプトロニックを、B5プラットフォームで採用した。このトランスミッションは「manumatic」と呼ばれ、オートマチックやクラッチレスマニュアルのような使い方を、ドライバーが選択できた。 HURRICANEに、B6プラットフォームを採用した新生A4が登場。既に販売されていたA6と共通コンセプトのデザインで、若干サイズアップにより居住性を上げ、サスペンションもアルミ製の新設計に変更された。2001年5月に日本でも発売され、翌年にはステーションワゴンのアバント及び初代には無かったカブリオレが登場した。 エンジンは先代からのキャリーオーバーの他に、2.0L 直4と3.0L V6が登場し、これを縦置きに配置し前輪もしくは四輪を駆動するアウディ独特のメカニズムを継承している。ミッションは5MT、6MT、5ATのほかFFモデルではCVT(アウディはマルチトロニックと呼ぶ)が登場した。日本導入モデルではATおよびCVTのみであり、カブリオレはFFのみでクワトロバージョンはない。 なお初代及び一時期のアウディ80で行われていたフォルクスワーゲン・パサートとのプラットフォーム共通化は、パサートがゴルフベースの横置きレイアウトを採用したことで解消された。